my_favorite

 

私のお気に入り 《6》

 2007年のオーストリア、フランツェンドルフでのファーストコンサートから。イングランド出身の歌手であるジェイムズ・ブラント = goodbyeJames Blunt が2005年に発表した"グッバイ・マイ・ラヴァー = Goodbye My Lover"のカバーです。原曲のジェイムズ・ブラントの歌声は高音でナイーブな感じで恋人との辛い別れを綴った歌詞にピッタリですが、リザの歌唱はわりと力強い感じになっています。いずれにしてもメロディーラインがとても美しく、世界各国のチャートでTOP10に入ったヒット曲であることが納得出来ます。

Goodbye My Lover - MonaLisa Twins (James Blunt Cover) live!

 

 

 原曲は1964年にイギリスで結成されたザ・トロッグス = The Troggsが1966年にリリースした曲です。トロッグスは60年代に台頭したlove_isロックの1ジャンルである"ガレージ・ロック = Garage Rock"(ガレージでバンドの練習をすることに由来する名称)の元祖的バンドでした。後のパンク・ロックの代表的ミュージシャンである、イギー・ポップ、バズ・コックス、ラモーンズなどに影響を与えたと言われています。"Love is all around me"はベースのビートが前面に出てわりとソフティーな歌唱が淡々と流れていく感じですが、彼らの全米ポップチャートで最高1位を獲得した代表曲である"WILD THING"はパンクロックに繋がっていくのが納得される攻撃的なサウンドとなっています。

Love is all around me - MonaLisa Twins (The Troggs Cover) live!

 

 

 ここでイギー・ポップの名前が出ましたので、My Favorite Artist として紹介したいと思います。アメリカ出身のロックミュージシャンであるイギー・ポップ = Iggy Popはステージ名であり、本名はジェームズ・ニューエル・オスターバーグ・ジュニアといい、1947年生まれになります。過激なパフォーマンスで知られたザ・ストゥージズのメンバーでしたが、私が興味を持ち始めたのはストゥージズ解散後、ソロとなってからであり、デビッド・ボウイの弟分のような関係になってからでした。(ボウイとイギーはベルリンで共同生活をしていました。)1977年にはボウイと共に初来日し、その後1983年には来日コンサートの折、見初めた日本人女性と結婚しています。(後に離婚していますが…)
 私の記憶に印象深く残っているのは、当時よく購読していた『ニューミュージック・マガジン』での記事です。ボウイとイギーが来日し、原宿あたりを車で移動中にボウイが古い民家の板塀を見てイギーに「おい見ろよ、この木目の美しさを!」とイギーに語りかけたということを同乗していた執筆者が書いていたことです。優れたアーティストは目の付け所が違うんだなと感心したものでした。
 日本との関わりで特筆すべきは坂本龍一が1987年に発表したアルバム"ネオ・ジオ = Neo Geo"に参加していることです。題名は"RISKY"。作詞はイギーで作曲はイギー・ポップ、坂本龍一、ビル・ラズウェルとなっています。低音のヴォーカルで渋い一曲です。ネオ・ジオは私の好きなCDで、沖縄民謡とインドネシアのケチャなどをまぜこぜのチャンプルーにしたようなアルバムタイトル曲である"NEO GEO"はもの凄くかっこよい曲です。

Ryuichi Sakamoto - Neo Geo - "Risky" feat. Iggy Pop

 

 

 そして当然のごとくイギー・ポップと深い繋がりがあり、また坂本龍一氏とも縁があるデビット・ボウイを紹介したいと思います。『戦場のメリークリスマス』という映画をご存知でしょうか? 大島渚氏が監督を務め日本、英国、オーストラリア、ニュージーランドの合作映画となったものです。この映画でデビット・ボウイ、坂本龍一、ビートたけしが共演しています。ボウイについて書き出すと長くなりすぎますのでまずは私の好きな一曲をお聞き頂きたいと思います。1977年にリリースされたアルバム"Heroes"からタイトル曲です。なおこの曲にはブライアン・イーノがシンセサイザーとキーボード、ロバート・フィリップがギターで参加しており、またアルバムジャケット写真は日本の写真家である鋤田正義氏が撮影したもので、ボウイの不思議なポーズは、オーストリアの画家エゴン・シーレの自画像を真似たと言われています。MonaLisa Twinsとはオーストリア繋がりとなりましたね。(以下ジャケ写にリンクが貼ってあるものは動画の埋め込みが禁止されているものです。)

David Bowie - Heroes
heroes

 

 

 後に「ベルリン三部作」と呼ばれることになる最初のアルバムである1977年1月リリースの"Low"に収録された曲から"Sound and Vision"です。インストロメンタル曲が多く、共同制作者であるブライアン・イーノの実験的な音作りを聞くことができます。このアルバムのすぐ後に"Heroes"が、1979年5月に"Lodger"がリリースされることになります。

David Bowie - Sound and Vision
soundandvision

 

 

 イギー・ポップとデヴィッド・ボウイがドイツのベルリンで共同生活していたころ、ボウイはクラフトワークを頻繁に聴いていたそうです。クラフトワーク = Kraftwerk はドイツ出身の電子音楽の元祖であり、現在ではテクノポップの神様的な存在となっているようです。私がぐぐっと興味をもってアルバムを買い始めたのは1978年の"The Man Machine"の頃からでした。そのアルバムの1年前の発表になる"Trans-Europe Express"がありますが、この歌詞の中で"Meet Iggy Pop and David Bowie"というフレーズがあります。注意して聴いてみて下さい。このミュージックビデオではクラフトワークのメンバーが実際のヨーロッパ特急に乗っているところが撮影され、古びたようなエフェクトをかけた映像となっています。

Kraftwerk - Trans Europa Express
transeuropaexpress

 

 

 先にパンクの話題が出たところでMonaLisaのファーストライブからサンディ・トムの"I Wish I Was A Punkrocker"をお聴き下さい。punkサンディー・トム = Alexandria "Sandi" Thom はスコットランド出身のアーティストで、この曲のリリースは2005年です。それにしても13才のリザは外国語である英語の歌詞を完璧に覚え、完璧に発音し、完璧なヴォーカルを披露しています。天才少女と呼んでしまいたくなります。見事です。ルディお父さんのコンガとモナのドラム、ミカエラお母さんのタンバリンというリズムセクションのみの伴奏がリザのヴォーカルをきわださせています。

I Wish I Was A Punkrocker - MonaLisa Twins (Sandi Thom Cover)

 

 

 なんかとても懐かしい曲をやってくれています。カルロス・サンタナです。ギターの名手カルロス・サンタナ = Carlos Santana はメキsambaシコ出身のギタリストで1947年生まれの71才ですからイギー・ポップと同世代ですね。自らのバンド"サンタナ"のリーダーとして現在でも活動しています。原曲は1970年のリリースである"天の守護神"で芸術的なジャケットのイラストが素晴らしいLPレコードは持っています。

Samba Pa Ti - MonaLisa Twins (Carlos Santana Cover) live!

 

 

 そして"天の守護神"に収録されている大ヒット曲もお聴き下さい。ラテンパーカッションとカルロス・サンタナの官能的なギター・ソロはブリティッシュロックばかり聴いていた当時はラテン・ロックにのめり込むような魅力を感じたものでした。

ブラック・マジック・ウーマン/サンタナ Black Magic Woman/Santana
black

 

 

 ラスト4曲はファーストオリジナルアルバム"When We're Together"から。
 Monaが片思いの恋に落ちている女の子を演じています。

Won't You Listen Now - MonaLisa Twins (Original)

 

 

 とてもスローなメロディーをゆったりとしたコーラスで聞かせてくれます。

Dreams - MonaLisa Twins (Original)

 

 

 明るくポップなロックの曲調をさらにポップな映像エフェクトを使って編集しています。

I Wanna Kiss You - MonaLisa Twins (Original)

 

 

 めずらしくワルツのリズムによるミディアムテンポの曲です。映像はオースリアのシティセンターという雰囲気のある公園で撮影されたようです。

All About Falling In Love - MonaLisa Twins (Original)

 

My Favorite 7 へ続きます。

 

 

 

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