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私のお気に入り 《21》


 9月に入っても厳しい残暑が続く3日に新しいビデオが公開されました。ニューアルバム"WHY?"の3曲目に収録された"Janitor Joe"です。今回、彼女たち自身がこのビデオについて解説している文章がありましたので引用させてもらいます。

 "Janitor Joe"は最新アルバム"WHY?"に収録されている曲で、そのミュージックビデオを皆さんと共有できることをとても楽しみにしています。用務員から宇宙で退職するまでのジョーの物語をたどってください。
 これは、私たちがこれまでにリリースした他のどのビデオとも異なります。特に、他の人が私たちのためにビデオを作成したのは、MLTの歴史の中で実際に初めてであるためです。
 アニメーションは、ニューヨーク出身のモーショングラフィックスデザイナーであり、長年のMLTファンでもあるNatalie A. Palumboによって制作されました。私たちは彼女に曲と非常に大まかなストーリーボードを送り、彼女はこの素晴らしく奇抜なビデオを作成し始めました。

Janitor Joe - MonaLisa Twins (Original)



 久しぶりにMLT Club Duo Sessionシリーズから新しいビデオが公開されました。アメリカのシンガーソングライターであるメラニー(Melanie)が1970年に作詞・作曲した"Look What They've Done to My Song Ma"です。Lisaがギター、Monaがベースとハーモニカを演奏しながら軽快に歌っていますね。途中でフランス語の歌詞が入ったりでアレンジもとても良いと思います。

Look What They've Done To My Song, Ma - MonaLisa Twins (Melanie Cover) // MLT Club Duo Session



 前回に続いてMLT Club Duo Sessionシリーズから新しいビデオが公開されました。2017年に発売された2枚めのオリジナルアルバム"ORANGE"の5曲目に収録されている"In It For Love"をアコースティックギターのみの伴奏で聞かせてくれました。とても柔らかく雰囲気のある曲です。そしてうれしいことにこの曲を含むニューアルバムがリリースされました。タイトルは"The Duo Sessions II"であり、2020年に発売された"The Duo Sessions"の続編となります。これまでYouTubeで公開された最近のMLT Club Duo Sessionの曲の他にBeatlesの"I Should Have Known Better"やCrosby, Stills, Nash & Youngの"Teach Your Children"などのテイクも収録されており聴き応えのあるアルバムとなっています。https://monalisa-twins.com/music-discography/で視聴できます。

In It For Love - MonaLisa Twins (Original) // MLT Club Duo Session



 みなさんもご存じとは思いますが、The Beatlesの新曲としてリリースされた"Now And Then"は1970年代後半にジョンが作詞作曲し、自宅で録音したデモテープから最新のAI技術を使ってジョンの声を抽出し、2001年に亡くなったジョージが残していたギターの音源を生かし、現在のポールとリンゴがコーラスやベース、ドラムをミックスし完成させたものです。11月2日にリリースされたこの曲を早くもMonaLisa Twinsがカバーとしてビデオを作製してくれました。CGによる映像はまるで万華鏡のようですね。すばらしいと思います。

Now And Then - MonaLisa Twins (The Beatles Cover)



 11月も終盤となる27日にMLT Club Duo Sessionシリーズから新しいビデオが公開されました。今回は私にとって懐かしい曲であるハリー・ニルソンの"Everybody's Talkin'"です。この曲は1969年に公開されたアメリカ映画の"Midnight Cowboy"の主題歌として起用されたものでした。作詞、作曲は、フレッド・ニールですがハリー・ニルソンによるカバーが大ヒットしました。映画の邦題は「真夜中のカーボーイ」となっていたのですが、これは当時のユナイト映画の宣伝部長であった水野晴郎が「カウボーイ」でなく都会的なニュアンスを持たせようと「カーボーイ」としたそうです。この映画の主演はジョン・ボイドとダスティン・ホフマンの2人でした。私は1967年に公開された『卒業』("The Graduate")を中学2年生の頃に映画館で見て感動していたので、ダスティン・ホフマンの出る映画なら見てみようと思い、「真夜中のカーボーイ」を見に行きました。ところが『卒業』での優等生役とは一転して片足をひきずるホームレスの役で映画全体も非常に暗く重いものだったのを覚えています。ただ、映画で流れるハリー・ニルソンの"Everybody's Talkin'"(邦題:「うわさの男」)がとても印象に残りました。ハリー・ニルソンについてはこのサイトの「私のお気に入り《8》☆★クリスマスソング特集★☆」で掲載した"Peace on Earth/Little drummer boy - David bowie & Bing Crosby"でデビッド・ボウイがジョン・レノンとハリー・ニルソンが好きだと語っていましたね。
 今回のDuo SessionではMonaがベースを弾きながらリードボーカル、Lisaがアコースティックギターをアルペジオで弾きながらコーラスをつけています。心地よいハーモニーです。

Everybody's Talkin' - MonaLisa Twins (Harry Nilsson Cover) // MLT Club Duo Session



 映画のサウンドトラックから。

ニルソンNilsson/うわさの男Everybody's Talkin' (1969年)



 もう一曲ハリー・ニルソンの大ヒット曲です。イギリスのロックグループであるバッドフィンガーの曲をカヴァーした「ウィズアウト・ユー」("Without You")はイギリスでは全英シングルチャートで1位を記録し80万枚のヒット、全米シングルチャートでは4週連続1位となりました。

WITHOUT YOU Harry Nilsson (ウィザウト・ユー/ハリー・ニルソン)1972



 私が「カンサス・シティ」を初めて聞いたのは1964年に発売されたビートルズのアルバム『ビートルズ・フォー・セール』に収録されていたものでした。ポールのシャウトと「ヘイヘイヘイ」の掛け合いがイカシタ曲だと思いました。今回調べてみると原曲の「カンサス・シティ」は、ロサンゼルスに住む19歳のR&Bを好むジェリー・リーバーとマイク・ストーラーの2人によって書かれた楽曲であり。2人ともカンザスシティを訪れたことはなかったそうです。カバーとして有名なのはポールやジョンが尊敬していたリトル・リチャードのものでした。おそらくビートルズはリバプール時代にもこの"Kansas City"をキャバーンクラブでも演奏していたことでしょうが、今回のライブビデオで同じキャバーンクラブでMonaLisa Twinsが60年以上の時を経て"Kansas City"を演奏しているのは感慨深いものがあると思います。

Kansas City - MonaLisa Twins (Little Richard / The Beatles Cover) // Live at the Cavern Club



 2024年2月22日という数字の2が5つ並ぶ日に昨年リリースされたアルバム"The Duo Sessions Ⅱ"の3曲目に収録されているオリジナル曲"I Don't Mind"がMLT Club Duo Sessionシリーズで公開されました。リードボーカルはギターを弾きながらのMona、コーラスをウクレレを弾きながらのLisaです。MonaLisaからのコメントでは今年はMLT Club Duo Sessionでの公開を昨年の2倍にしたいと言っていますのでとても嬉しく楽しみにしています。

I Don't Mind - MonaLisa Twins (Original) // MLT Club Duo Session



 今回公開されたビデオはスペシャルコラボレーションとしてマイク・マッセ氏とのセッションです。以前、このサイトでも紹介したMonaLisa TwinsとMike Masseのライブ演奏も素晴らしかったですが、今回の3人によるボーカルも最高のパフォーマンスですね。演奏する"If I Needed Someone"は1965年にリリースされたビートルズのアルバム"Rubber Soul=ラバー・ソウル"のB面6曲目に収録されたジョージ・ハリスンによる作詞・作曲のナンバーです。

If I Needed Someone - MonaLisa Twins ft. Mike Masse (The Beatles Cover)



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