私のお気に入り　《15》

　10月に入り新しいビデオが公開されました。オリジナル曲は1966年にリリースされたビートルズのアルバム『リボルバー』に収録されている「ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア」 (Here, There and Everywhere)です。今回のMonaLisa Twinsのカヴァーは素晴らしい出来で、オリジナル曲を超えてしまっているのではないかと思いました。
　オリジナル曲はレノン=マッカートニーとクレジットされていますが、完全にポール・マッカートニーの作詞・作曲によるものです。ザ・ビーチ・ボーイズの「神のみぞ知る（God Only Knows）」に触発されて作った曲と言われています。メロディ・ラインが美しく、ポール、ジョン、ジョージの3人が美しいコーラスを多重録音しています。

Here, There And Everywhere - MonaLisa Twins (The Beatles Cover)

　オリジナル曲です

Here, There And Everywhere (Remastered 2009)

今回のビデオのラストではまもなく発売されるMonaLisa Twinsのクリスマス・アルバムの紹介がありました。

CHRISTMAS Album Trailer - Pre-Orders open NOW!

　クリスマス・アルバムに収録されている曲からビデオが公開されました。19世紀のドイツのクリスマスソングである"シュネー・リーゼル・リーゼルト（雪は夜にそっと降る）"です。実はこの曲はMonaLisa Twinsが10年程前の彼女たちが14～15歳の頃にビデオで公開されていたものです。多分、自宅で撮られたものだと思いますが、まだ少女の声質でギターを弾きながら二人で歌っていました。10年の時を経て大人になったモナとリザがしっとりとした演奏を聞かせてくれています。（残念ながらそのビデオは現在では非公開となってしまいました。）

Snow Falls Softly At Night (Leise Rieselt Der Schnee) - MonaLisa Twins

　11月の終わりを迎える時、新しいビデオが公開されました。"Baby's In Black"です。この曲は1964年に発売されたビートルズのアルバム、 "フォー・セール"のＡ面３曲目に収録された曲でした。原曲ではポールが高音部を、ジョンが低音部を歌っています。MonaLisaのビートルズ・カヴァーは非常にクオリティが高く、ともすれば原曲を超えてしまっているのではないかと思われるような演奏だと思います。

Baby's In Black - MonaLisa Twins (The Beatles Acoustic Cover) // MLT Club Duo Session

　　ビートルズの原曲です。

Baby's In Black (Remastered 2009)

　　先月発売されたMonaLisa Twinsのニューアルバムである"CHRISTMAS"から、第１曲目のオリジナル曲である"All I Want Christmas To Be"のミュージックビデオが公開されました。彼女たちが子供の頃に撮られたクリスマスのビデオが編集されていますので、ほっこりした気分にさせてくれます。とても良い曲だと思います。

All I Want Christmas To Be - MonaLisa Twins

　2020年の始まりに新しいミュージックビデオが公開されました。ジョン・レノンの"イマジン"です。この曲は1971年に発表されたジョンのソロアルバムである"Imagine"のタイトル曲です。プロデュースはジョン・レノン、オノ・ヨーコ、フィル・スペクターの３名でした。1971年といえば私が高校３年の時です。その頃は前年に発表されたジョン・レノンのソロアルバムである邦題"ジョンの魂"(John Lennon/Plastic Ono Band)にとても感銘を受けていた私でした。特に"Mother"のジョンが心の底から絞り出すようなボーカルには完全に打ちのめされてしまいました。
　新年にあたりMonaLisa Twinsがギターによるアコースティックバージョンとして歌ってくれました。原曲はジョンのピアノ伴奏とボーカルでしたが、Mona & Lisaならではの美しいハーモニーによるしっとりとした演奏はとても心にしみるものがあると思います。

Imagine - MonaLisa Twins (John Lennon Acoustic Cover) // MLT Club Duo Session

　ジョン・レノンの原曲です。

Imagine - John Lennon

　早いもので2020年１月も終盤となる頃に"MLT Club Duo Session"からビデオが公開されました。"All About Falling In Love"です。この曲はMonaとLisaが作詞・作曲した曲であり、ファースト・オリジナル・アルバム"When We're Together"の９曲目に収録されたものです。

All About Falling In Love - MonaLisa Twins (Acoustic Version) // MLT Club Duo Session

　２月後半になり、またしても素晴らしいBEATLESのカヴァーが公開されました。1963にリリースされたアルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』のＡ面６曲目に収録された"Till There Was You"です。リード・ヴォーカルはポール・マッカートニーでした。MonaLisa TwinsのカヴァーではMonaがドラム、ギター、ボーカル、Lisaがギター、ボーカルを担当しています。MonaLisa TwinsのBEATLESカヴァーは何故にこうもレベルが高いのでしょうか？

Till There Was You - MonaLisa Twins (The Beatles / 'The Music Man' Cover)

　オリジナル曲です。

Till There Was You (Remastered 2009)

　３月も終わりに新しい MLT Club Duo Session が公開されました。今回は1975年に発表されたピンク・フロイドのアルバムである"Wish You Were Here"（邦題："炎?あなたがここにいてほしい"）です。このところ継続して発表されている MLT Club Duo Session ではアコースティックギターとボーカルの二重奏、二重唱となっていますが、このスタイルこそMonaLisa Twinsの原点なのでした。ギターもボーカルもとても上手いですね。右の写真は彼女たちが12～3歳の頃、街のカフェでデュオセッションをやっていた頃のものです。

Wish You Were Here - MonaLisa Twins (Pink Floyd Acoustic Cover) // MLT Club Duo Session

　ピンク・フロイドの原曲です。

Pink Floyd - Wish You Were Here

　アメリカ出身のミュージシャンであるマイク・マッセのステージにMonaLisa Twinsがサポートとして出演したビデオです。アメリカのロックバンドのTOTOが1982年に発表した"アフリカ＝Africa"のカバーになりますが3人のハイレベルなボーカルに圧倒されてしまう演奏だと思います。

Africa - MonaLisa Twins & Mike Masse (Toto Cover)

My Favorite 16 へ続きます。